赤尾セイジ、初防衛に挑む!

7/15,16日はパラエストラ東大阪インストラクター陣の連戦が続きました。

まずは15日、赤尾セイジ先生のHEATバンタム級の初防衛戦のレポートです。
※試合レポートに関しては、MMAPLANET様が詳細をアップして下さっているので、試合以外の事をメインに書かせて頂きます。

赤尾先生は古傷の治療もあり、今回が約10ヶ月振りの復帰戦となります。

対戦相手に関しては非常に難航し、遂に決まったのが韓国のTOP FCを主戦場にする新鋭キム・ソンギュ選手。

キム選手の過去の試合映像を見た限り、打撃でガンガン攻めてくるアグレッシブなファイターだと推測されました。

しかし数多くのキャリアを経ている赤尾先生。
私が相性が良い相手ではないか?と聞くと
「いやぁ、全く油断出来ないですね。
今の韓国MMAで勝ち越している選手は強いです」と早くからキム選手のポテンシャルを見抜き、警戒されていました。
結果、この時の警戒心がまさかの試合展開に陥っても、直ぐに内容を修正する事に繋がりました。

14日計量日の朝は流石に減量疲れがみてとれましたが、赤尾先生の地元である名古屋なので、土地勘もあり軽量会場にはスムーズに到着する事が出来ました。

そして着いた計量会場なのですが、非常に豪華な場所で行われました!
これには私もビックリ!!
HEAT様の40回記念大会という事もあるのでしょうが、今までいろいろな大会を見てきましたけど、この規模の記者会見は私見た事がないです(*_*)
タイトルマッチ出場選手のみインタビューも行われ、赤尾先生も司会のインタビュアーの無茶振り(※詳しくは赤尾先生にお聞き下さい)に負ける事なく、しっかりと力強いコメントを残してくれました。

計量後の晩御飯は赤尾先生が「どうしても行きたい」と言われていたオシャレな隠れ家的雰囲気のカフェへ。

赤尾先生と言えばライフワークの一つである「カフェ巡り」(^ ^)
ここでその片鱗を見せて下さいました。

注文されたカルボナーラの美味さ+減量明けのしっかりした食事という事もあり、感極まって泣きそうになっていました(笑)
赤尾先生の好きな食べ物に「カルボナーラ」が新たに加わったようです。

15日試合当日。
会場の名古屋国際会議場で行われる今大会。
凄く格式高い会場です。

山下先生(獅庵)が試合前日のためセコンドに就けないため、パラエストラ東大阪アマチュア有望株である松原くんがセコンドに抜擢されました。

控え室では岸本泰昭選手、名古屋時代の盟友であり、現HEATフライ級王者の春日井たけし選手など顔見知りも多く、ムードメーカーの春日井選手のお陰で、控え室ではみんなとてもリラックス出来、良い雰囲気で過ごす事が出来ました。

試合順もちゃくちゃくと近づき、今回私の1番の大役であった「バンテージ巻き」の時が迫ってきました!
今までは山下先生がやってくれていたのですが、山下先生がいないため、私が代わりに巻く事になったのです。
バンテージ巻きは、選手のパフォーマンスにも大きく左右するので本当に緊張します(*_*)
冷や汗を流しつつ、何とか無事巻き終えることが出来ました。

赤尾先生はあまり試合前に激しい運動はしないで、ミットや組の確認を私や松原くんと入念にチェックしました。

そして試合用ガウン、パラエストラ東大阪のみんなが密かに用意してくれていた応援フラッグを羽織り、ケージに向かいました。

ー遂に試合開始!
タイトルマッチのため5分×5Rとなります。

1Rは早々にテイクダウンし、盤石の流れ…と思いきやまさかの赤尾先生がバックをとられるという想像していなかった展開に、セコンド陣も驚愕(*_*)
が、この展開はパラエストラ東大阪プロ練で練習してきたシチュエーションでもあったので、必要以上にあせる事なく無駄にスタミナを使わないように、スタミナを温存しました。

1Rはキム選手にとられましたが、赤尾先生は気持ちを切り替えて2Rに挑みました!

2Rからは赤尾先生の独壇場となり、組みでドンドン相手のスタミナを削り続けます!

3、4R辺りからはキム選手の得意の打撃も疲れと組みのプレッシャーで、手詰まりになってきます。

そして運命の最終ラウンド、ここでまたまたバックを奪われかけますが、しっかりトップを取り返し、パス、パウンドのプレッシャーをかけ続け、キム選手も露骨に疲れた表情を浮かべ出して、万事休す。

判定は盤石の3-0での勝ちを収める事が出来ました!

試合後のマイクでは
「僕はUFCとかいえないので、RIZINに出たいです。こんなショッパイ試合をしてて言えないんですけど──少しでも応援してくれる人に、高見にある姿を見てほしい。RIZINバンタム級トーナメントは各団体のチャンピオンが出るということなのですが、HEATのチャンピオンに声が掛かっていません」
とRIZIN出場をアピールしてくれました!!

赤尾先生は兼ねてより強い日本人との戦いを望んでおられるので、実現して欲しい夢のカードが沢山ありますね(^ ^)

試合後は名古屋の応援の方々、パラエストラ東大阪勢も沢山祝福に訪れてくれました。
応援もいつも一際大きい赤尾先生。
みんな赤尾先生が格闘技に誠実に向き合っている姿勢を知っているからこそだと思います。

今回も無事怪我なく勝ってくれ、私達セコンドはもちろん、応援の皆様もほっとしたと思います(^ ^)

赤尾先生、初防衛本当におめでとうございます。

次の戦いの舞台は、一体どこになるのでしょうか?
赤尾セイジの今後の活躍を皆様ご期待下さいませ。

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